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科学的 まめ知識 the science of mame (bits) of knowledge

 このページでは、科学にもとづいて、カラダや心の健康、自身の能力を実現していくための科学的なまめ知識をつづり、随時、追記していきます。  このページの著者:中間恵子(ココロド代表)


もくじ

  1. 適切な「睡眠」で、ほぼ排出できる、「脳の疲れ」の原因物質。

( 随時、追記予定 )


1. 適切な「睡眠」で、ほぼ排出できる、「脳の疲れ」の原因物質

脳が稼働すると、「アミロイドβ」というタンパク質が出るのですが、 「アミロイドβ」とは、脳の老廃物。 「アミロイドβ」は、粒子状の状態ですと、 有酸素運動や生活の中で排出できるしくみですが、排出が追いつかず貯まると、 アルツハイマー病の原因の老人斑という固まりになります。

アミロイドβが、貯まると、頭痛や脳の機能低下、 脳細胞の萎縮に関わる性質が示唆されています。

ラドバウド大学シャーゲン准教授らによる、実験で、 睡眠と徹夜のグループを調査した結果、 10時間後、睡眠組みは、アミロイドβが減っていたのに対して、 徹夜組みは、アミロイドβが増えていたという結果から、アミロイドβは、「睡眠」中に排出されることがわかり、さらに、 ワシントン大学医学部神経学デイビット教授らの実験で 睡眠中の動きが少ない、良質な(眠りの深い)睡眠では、 89%以上のアミロイドβが排出し、 睡眠中の動きが多い、睡眠の場合は、 75%以下のアミロイドβの排出量に止まったというデータから、深い睡眠を充分取ると、アミロイドβが、 ほぼ、排出できることが解って来たとのこと。睡眠中、脳細胞の間に隙間ができ、その隙間を通って効率的に脳の老廃物を排出する流れの映像データもあった。

では、アルツハイマーやうつの原因となる脳の疲れを解消(排出)するために、
必要な睡眠時間は、どの程度の時間なのか?

「NHKスペシャル睡眠負債が危ない」によれば、

成人で、8時間前後
中高生、8時間前後
小学生、9時間程度
幼児、 10時間程度

とのことでした。

NHK睡眠負債チェック調べによれば、 回答者の平均睡眠時間は、5時間58分。現代日本は、睡眠不足の傾向が高いことが解ります。

睡眠不足することで、
・仕事の効率が低下
・意欲の低下
・病気、病欠
・死亡リスク
が増える。

ラント研究所の報告によれば、
日本人の睡眠の短さが、15兆円以上の経済損失を生んでいる、そうです。

ウツや心の不調も、睡眠不足から始まるというデータもあります。

また、最近では、 良質の睡眠(熟睡)をとることで、 ストレスホルモンが低下し、ストレスホルモンが低下すると、 さらに、血糖値が下がり、血糖値が下がると、 さらに、交感神経が下がる ということが解ってきました。

つまり、睡眠の質を高めることで、成人病が改善するという効果があるようです※。
(※ガッテン_最新報告血糖値を下げるデルタパワーの謎_NHK2017.2.22放送)

世界の睡眠時間は1960年(8時間13分)にくらべ、2015(7時間15分)は、 1時間短くなっている。

OECD_2009の調査によれば、
世界の睡眠時間は、
1位)フランス_8時間後半
2位_アメリカ、3位_スペイン
日本は最低レベルとのこと。

NHK睡眠負債チェック調べによれば、 回答者の平均睡眠時間(2017日本)は、5時間58分

現代日本は、睡眠時間が、圧倒的に少ないことがわかります。

現代日本の現実は、 フランスやアメリカと比べると、 日々、約3時間弱、睡眠時間が短く、結果、命を削っている、と考えると、 胸が痛くなります。

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時間は有限なので、「なるべく、睡眠時間を確保する」と、 取捨選択の必要性が出てきます。
優先するモノ、自分のとって、本当に必要なこと、 自分の大事なこと、それは何か?。ムリをしていた時間が見えてくるかもません。

時間の使い方については、交流分析の「時間の構造化」の理論が参考になります。

      参照:関連ココロドweblog「ハロウィン。「心の栄養」ストローク」

カラダの声に耳を澄ませば、自身の未来を選ぶチカラが隠れていると言うことになります。

参照:
「ガッテン_  これが世界最先端!“認知症”予防SP」 NHK2017年5月17日放送
   これが世界最先端!“認知症”予防SP - NHK ガッテン!
「NHKスペシャル睡眠負債が危ない」NHK2017年5月17日放送
   睡眠負債が危ない|NHKスペシャル